BELLUM/YUKARI OBANA

作詞・作曲・編曲・プログラミング・エンジニアリング・ボーカルすべてを一人で担当し楽曲制作を手掛けるBELLUM(ベラム)/尾花由佳理。 DTMを学んだことで音楽活動の幅が広がった経験や、ボーカルについてのお話、その他お知らせなどを書いていきます。

BELLUM/YUKARI OBANA

SoundCreater&Vocalist

作詞・作曲・編曲・プログラミング・エンジニアリング・ボーカルすべてを一人で担当し楽曲制作を手掛けるBELLUM(ベラム)/尾花由佳理。
DTMを学んだことで音楽活動の幅が広がった経験や、ボーカルについてのお話、その他お知らせなどを書いていきます。

作品(楽曲)をつくるということについて考えてみた①

お久しぶりです。BELLUMこと尾花由佳理です。

一月にブログで目標やら野望やらを書いてから、一切更新していないこの体たらくですが、もっと気軽に文章をつづっていこうかなあとふと思いました。

楽家のブログというより、音楽を生業にしている尾花由佳理一個人のブログとしてもっと気軽に、色んなテーマで。

 

鱧浪会(アカペラサークル鱧浪会 - 鱧web)というサークルの合宿に一昨日から二日間お邪魔したのですが、そこで「生けられた一輪の花」をより魅力的に見てもらえるような音楽を考え、準備し、他の人に伝える、という試みがありました。

私自身も音楽を制作し、鱧浪会のみなさんの準備した音楽(既存曲の場合も有れば、詞、曲、編曲までされている場合もあり)も聴かせて頂いて、色んなプロセス・アプローチの仕方があるなあと思ったので自分なりにまとめてみます。

 

①とタイトルにつけていますがとりあえず「テーマ」と「コンセプト」について。

 

モチーフから更に一歩踏み込んだ「テーマ」を考えるには

今回の場合「生けられた一輪の花」はテーマというよりモチーフであって、そこから各々がテーマをもって作品をつくることになるわけです。個人的にはこれって歌ものには少ないケースでおもしろい試みだな、と思っています。

歌ものを考えるときって、これは私のイメージなんですが、

大きなテーマ(『大切な人にむけた歌』とか『片想いの歌』とか)から

さらに小さなテーマ(『お母さんのことを歌った歌にしよう』とか『片想いの切なさを歌おう』とか『いや、ドキドキわくわくを歌おう』とか)

に絞り込んでいくケースが多いんじゃないかな、と。

逆にインストのミュージシャンはよくMCで「近所に海が見える公園があって、その景色から着想を得ました」みたいな、モチーフから曲を構想するケースが多い気がしています。

だから最初は私自身もインストのイメージだけが膨らんで、なかなか歌ものにたどり着きませんでした。なんですが、私は普段どちらかというと、この手法が多いタイプです(インスト、劇伴好きやからかな?)

あるモチーフからテーマへ踏み込み方は人それぞれですが、今回鱧浪会のみなさんの音楽を聴いていると、パターンとして「物語を付与する、物語に関連付ける」というのが多かったかな。例えば生けられた一輪の花が出てくる物語を考える、という流れ。ある物語の一場面に花がでてきたり、生けられた花を主人公にしてみたり。

そのほかにあったのは「連想ゲーム」タイプ。「花」からはじまって、どんどん頭の中で枝を広げていき、最終的にちょっと別の視点の「テーマ」にたどりつくタイプ。たとえば花からはじまって、花瓶に着目して、その関係性からあるテーマにたどりついた、という人もいました。

私も「一輪の花」から「わざわざ一輪挿しに花を生けるって、どういうどんな花を生けるんだ?私は一輪だけ花屋で花を買うことはしないなあ、なら野の花を摘んでくるのか?あ、それって結構楽しそうだな。」みたいな妄想のスタートを切りました。

その他におもしろいなあと思ったのは「わざわざ地に生えている花を切り取って生ける行為、その一輪の花の美しさとはなんだ?」みたいな自問自答タイプもいらっしゃいました。少数ですが(笑)これ、めっちゃおもしろいなあ!と改めて思います。哲学者タイプというか。

ミュージシャンってエモーショナルで自分の感情に固執しがちで、主観が強いタイプが多いと勝手に思っています。(悪口ではないですよ)もちろんそうじゃないタイプもいますが、こういう一つの事象を掘り下げていくタイプのつくる音楽って異色で興味深いです。

テーマとコンセプトの繋がり

皆さんそれぞれのテーマにたどり着いて、そこから作品作りがはじまるわけですが、テーマとは別に「コンセプト」があるはず。テーマから「こういうコンセプトでつくろう!」という風に行きつく流れの場合がほとんどと思いますが、私の場合はあらかじめいくつかの「コンセプト」の引き出しがあり、「テーマ」と「コンセプト」をつなげていく、という場合が多いです。「カフェミュージック」とか「夜のラウンジでも聴けるような曲」とか、つくりたいコンセプト集がそもそもあって……というタイプ。

このコンセプトってテーマ以上に大事で、ミュージシャンによってはどの曲も一貫したテーマだけどコンセプトは違うよ、って場合もあるんじゃないかと思います。コンセプトが違えば、何曲つくってもどれも同じ!にはならないんじゃないかな。

音楽の場合「コンセプト」は「どういう環境で聴く音楽なのか?」っていうシチュエーションから生まれてくるパターンがあるかも。今回私の場合は「カフェで流れるような音楽にしよう」というコンセプトがありました。「夜のイメージ、夜に聴くイメージ」って人もいたかな?

コンセプトが「ジャンル」や「曲調」の人もいたと思います。おしゃれなテンションコードや転調をつかったシティポップをつくるぞ!みたいな人もいたし、切ないマイナー調の曲をつくりたかった、という人も。和風の雰囲気を出したいな、とか。

仕事で曲を作っている場合はターゲットとか、どういう気持ちで聴いてほしいか、みたいなパターンが多い気がします。「こども向けの曲」とか「カラオケで歌ってみたい!と思える曲」とか。

もちろんどの場合でもそこから更に深く掘り下げていくわけですが、このコンセプトの違いこそが最終的にその作品のわかりやすい個性に繋がるのかな。

 

ざざっとまとめてみると。

このテーマとコンセプト、ここがはっきりしていれば、今の時点で作曲の技術や知識が足りていないとしても、いい作品をつくっていく下地はばっちりあるんじゃないかな、と今回感じられたことが自分にとっては大きかったです。

技術や知識は時間はかかっても勉強すれば身に着けられるし、誰かに助けてもらうこともできる。ただテーマとコンセプトは自分でしか見つけ出せないものなので、いかにここに向き合えるかがクリエイターとしてのポテンシャル、もっと単純にその人のクリエイティビティなのかな~と改めて思いました。これは自分自身とてつもなく勉強になった事でした。。

 

さあ、果たして②にちゃんと続くのか?実際の音楽を制作していく、ということに触れていきたいな~。